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とにかく日本脱出
アリーじゃないですが、私にもやってきました20代後半クライシス!
30歳を目の前にして結婚の予定もなく、
生涯続けたい仕事についているわけでもなく(アリーはこれはクリアしてましたね^^)、
「私の人生、このままでいいのー?」って一人で焦っていたあのころ。
人生の方向転換がしたくて、一年間のNZ行きを決めました。
海外に行ったからって、何がどうなるわけでもないのですが、
なにか大きなきっかけが欲しかったのです。
留学雑誌で選んだ語学学校に連絡を取り、最初の2ヶ月はそこへ滞在することにしました。
行き先が決まって、ほっと一息(^.^)。その後の事は全く未定でしたが!
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東洋人フェチのオーナー(♂)
さて学校生活を終えて、次に向かったのが
私の求職広告を見て連絡をくれたB&Bです。
到着して面接開始。でもオーナーがなんだか怪しいのです。
私が「農場からも誘いがあったけど、お給料の出る仕事がしたいから
ここに決めました・・・。」と話すと
「農場が好きなら弟の農場へ連れて行ってあげるよ。休みを取って二人で行こう」と言うのです。
働きに来たのに?それにどうして二人で弟さんの農場にいかないといけないの?
そして「可愛い手をしているね。握ってもいい?手を握るとその人が分かるんだ。」と
言い出しました。
うっ、なんだかこの人あぶないよー。
でも仕事が欲しい一心で、ほいほいと彼に手を差し出す私。ばか〜!
手を握りながらじっと私の目を見つめるオーナー。
やっぱり変!
すでにそこでは中国人の若い女性が働いていました。
オーナーは「彼女がやめるから、私を雇う」と言ったのですが、
その女の子は「私はやめるなんて言ってない。中国人は就職難だから
あなたが出て行って。」と言われびっくり!
結局彼女が午前中、私が午後働くという事で一件落着。
しかし問題はまた別のところに・・・。
私が洗い上がったお客さん用のタオルを干そうとすると、オーナーが飛んできて
「これは自分がするからラウンジで休んでて」という。えっ?えっ?
しかたなくラウンジでぼや−っとしていると、オーナーが来たので
「私の仕事ってなんですか?」と問い詰めると
「君の仕事はここにいて、お客さんの相手をしたりして、いいムードをつくること」
と言い出しました。
それって・・・・・。
ここに至って、(中国人の従業員といい)彼はきっと東洋人フェチで、
単に私と暮らしたがってるんだということに気付きました。
もしかして結婚願望も?
結局「仕事もないのに、いられない」と、次の日そこを去ることにしました。
そしてなんの仕事もしなかった私はB&Bの滞在料をオーナーに渡そうとしたのですが、
彼は涙目になりつつ、「そんなことはしなくていいんだ。」って固辞しました。
なんとなく、彼がかわいそうな気になりましたが、あと10ヶ月の滞在期間を
無駄に過ごすわけには行きません。
20キロ近いスーツケースを引きずり、10キロあまりのバックパックを背負って
ユースホステルに移動。
そしてすぐ、私を誘ってくれていた農場に電話を入れると、
「来て良いよ。」とのお返事。そこが前回お話した農場です。
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NZに来たからには?
それから農家の暮らしを満喫していた私ですが、
なにか特別な事がしたくなってきます。
「そうだ、自転車でNZを1周しよう。」
総走行距離約6900キロ・114日の旅の始まりです。
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NZでもバカぶりを発揮
自転車旅行数日目。道を聞こうとして、緊張のあまり
いきなり "Can I help you?" と口走ってしまい、本人もびっくり!意味不明。
相手が引いたのは言うまでもありません。
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呆けぶりも発揮
ユースホステルの受付で、「Mixed room でもいい?」と聞かれて
意味がわからなかったのに適当にOKして部屋に入ったら、
私の隣のベッドから「ハ〜イ!」と野太い男性の声が。しまった!
Mixed ってミックスダブルスとかのミックスじゃないですか!
なんですぐに気付かなかったのー。
っていうか、最初に意味を聞くべきでしたね。反省。
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一気に英語が話せなくなった事件
とある観光施設を訪れている時、日本人の女性2人と出会い、
一緒にぐるぐる見て回っていたのですが、ゆっくりしすぎて、
私の荷物を預けてあった事務所が閉まってしまったのです。
慌てて私とその2人は、別の建物にいる職員さんに
開けてくれるよう頼みに言ったのですが、
さあ、いざ事情を話そうとしたとき、
私の口からひと言も言葉が出てこないのです。
焦れば焦るほど、なにもいえません。
手を振り回し、口をパクパク開くだけ。冷や汗たらたらです。
理由は明白。彼女達の手前、「正しい英語で話さなくては」と
緊張しすぎたからです。
結局私が何にも言えないので、彼女達がほとんど片言のような英語で
職員の方に説明してくださり、私の荷物は戻ってきました。
そして、ほっとしたのもつかの間。
なんとそのときから英語が、一気に話せなくなっていたのです。
それまでは、なかなか話せるようになったなあと、
結構自信が付いて来ていたのですが、そのたった一つの失敗だけで
簡単なことも一生懸命考えないと言えなくなり・・・。
精神的ショックで英語回路がショートしてしまったのか、
その後しばらくの間、英語をまともに話せない日が続きました。(x_x)
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山奥のユースホステル
山を越えてその小さな集落に着いた時、ガイドブックにも載ってる
その村唯一の食料品店が、ありません!
その店を当てにしていたので、私の持っていた食料といえば味のない、
板状のシリアルだけでした。
でも、ユースホステルには何かあるだろうと行ってみると
なんとそこは管理人もいなけりゃ、なんの食料も置いてないのでありました。
今から思えば、農家に行って食料を分けてもらえばよかったのですが
そこまで頭が回らなかったので、無人のユースホステルでひとりぼーっとしていると
自転車に乗った青年が一人、「店ないね!」とやってきました。
私と同じガイドブックの犠牲者で、そのとき彼の持ってた食料ときたら
ピーナッツバターだけでした。
ユースホステルで2人きり?ちょっと怖いけど、いい人のようだ・・・。
旅の情報を交換したり、付近の林を一緒に散策したりしました。
そしてふたりはお互いの・・・食料を出し合ってピーナッツバターサンドを作り、
沸騰消毒した水道水を飲み(原虫がいるので沸かすように!という注意書きあり)、
次の日にお互いの幸運を祈りつつ別れたのでした。
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顔面塩田
夏の暑いとき、汗からできる塩のせいで顔がざらざらしてくるんですが、
その日も顔はざらざら・・・。
観光地に着いて、売店をふらっと覗くとあの白くて丸い物体が。
ああ!とうとうX計画を実行する日が来たのね!と、
早速その白い物体=ゆで卵を買い、自分の顔に出来た塩をつけて、ぱくり!
それは程よい塩気で、なかなか美味でした。(^-^)ゞ満足満足。
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「ただいま〜!」
無事にもといた農家に戻ってきました。
自転車旅行を終えたら、かなりやせてるはず!ふふ。って思っていたのに
ほとんど変わってなくて笑えました。強靭なる私の脂肪組織!低迷する代謝率!
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温泉に入ろう
自転車旅行中に温泉地を訪ねておいて、なぜか大好きな温泉に入りそびれた私。
砂浜を掘ると温泉がでてくるところにもわざわざ行ったのに、
潮の関係で、砂を掘ることも出来ず悔しい思いをしました。
というわけでNZ帰国前に電車とバスを利用した温泉旅行に出かけました。
温泉といってもそこのは日本のようなのではなく、屋外プールのようなところに
水着を着て入ります。
でも遊泳禁止!と大きく書いてあり、施設の2階から監視員が見張っていました。
監視員?うーん。やっぱりプールだわ。泳ぐと叱られるけど(^^)。
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帰国
帰国の日がやって来ました。一年はあっという間ですね。
やり残した事もありましたが、生涯続けたいと思える職業をそのとき見つけ
今に至っているので、人生の方向転換という意味では成功だったかもしれません。
そしてなにより、ファームステイにて常にサポートしてくれた人々とその思い出は
私のかけがえない財産になりました。
ホストファーザーはもう故人です。
ホストマザーも高齢で持病があり、決して健康体というわけではないので
早いうちにまたNZへ会いに行きたいなあと思う今日この頃です。
NZは本当に素晴らしい国でした。みなさんもぜひ訪れてみて下さいね!
最後までこの拙い文章を読んでくださった皆様、有難うございました(^^)/~~~
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